2022年3月23日

シロアリを考える

お客様と話していると、シロアリの心配をされる方がたくさんいらっしゃいます。心配されるのはもっともだと思いますが、少し古い建物のことを思い浮かべてください。

出雲の国神魂神社。1583年建造。

京都宇治にある宇治上神社。

この建物はなんと11世紀頃の建造物らしい。

このような建物はシロアリの被害が木材と石の接点のところに発生すると思いますが、修復しながら現在に至っていると思われます。

神魂神社は数年前に行ったことがありますが、ひと目見ていつの時代の建物だろうと思わせる位の雰囲気でした。

このような建物に共通して使われているのが木材の赤身と言う所。

木材の赤みはシロアリが食べないんですね。私も多数のシロアリの被害の現場を見ましたが、この赤身の部分だけはきれいに残っており、食害を受けるのは白いところだけ。下の写真はインターネットから失敬しましたが、木材の赤身の部分が丸く残っており、外はすべてシロアリに食べられています。

シロアリの薬は何を使うかと思う前に、どんな木材を使っているのか?赤みがある木材を使っているのか?と少しだけ思いを巡らしてください。

私の家は築30年ほどですが、ずっとシロアリの薬はなし。

構造躯体はヒノキ、杉を使っており、ちゃんと赤みがある材料ですよ。

原理家にそこに基づいた材料を使い、湿気がたまらないような構造にする。それだけでシロアリの薬をなんだかんだと言う話はなくなります。

シロアリの薬の大半は農薬です。

大昔は農薬等ありません。

先人たちは農薬がない時代でもシロアリの被害を受けないための知恵を有していたのです。

それを今に受け継げば、シロアリの薬のことで思い悩む必要はありませんよねー。

 

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